2017年03月23日

神社百景DVDコレクション

書店へ史料本を注文するついでに取り寄せて貰った「神社百景DVDコレクション19 吉備津神社・吉備津彦神社・大山祇神社」デアゴスティーニ 2017年 1388円。
暫く前にBS JAPANで放送されていた「GRACE OF JAPAN」の内容をDVD化したもの。録画時間88分。放送を録画し損ねていたので有り難いです。
付属の冊子はペらっぺらの10ページ。もうちょっと頑張って所謂週刊何とかシリーズレベルの冊子にして欲しかったなあ。DVDは45分番組2本立てでじっくり見せる内容が良かったです。冊子の写真にDVDの該当時間の表示があるのも便利。
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2016年11月19日

三国志漢詩紀行

サイトの三国志コーナーに古いイラストをアップする作業をしていたら、昔、三国志サークルの会報用に書いた漢詩の原稿が出て来たのでそれもついでに載せました。こちらへもアップ。
蜀・呉限定のサークルだったのとパワーがなかったので、魏関連の漢詩は載せていません。5ページ分、宜しければお付き合い下さい。
kansi-sangoku01.jpg


・・・以下は追記で。

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2016年09月23日

舞台「エンジェル・ガーディアン」作画裏話 その22/古代の文献資料に見られる船戸(8) 参考文献

今回「船戸」関連の記事を書くに当たり、参考にした主な文献を上げておきます。他に沢山のWebサイトも参考にしているのですが、そちらはまた改めて。

幾つかの論文はWebサイトからPDFでダウンロードしたもので、掲載誌についての情報がないものがありますが、ご容赦を。

・・・以下は追記で。


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ラベル:演劇 歴史
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2016年09月21日

通し番号修正

作画裏話の16〜21で、通し番号が間違っている箇所があったので修正しました。ばたばたして済みません、あちこち手直ししまくった所為で手違い頻発、ごめんなさい。次回以降充分注意しますのでご容赦を。
ラベル:演劇 歴史
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舞台「エンジェル・ガーディアン」作画裏話 その21/古代の文献資料に見られる「船戸」について(7) 関連史料

船戸」が所属する「兵部省」配下の「主船司」と、「大宰府」配下の「主船」に関する史料ですが、以下の点が特記されます。

・『養老令』に記載あり、『延喜式』になし。
・『続日本記』に任官記事3件のみ。
『日本後記』『続日本後記』『文徳天皇実録』『三代実録』に2、3の大宰「主船」関連記事のみ。
・『令義解』『令集解』などの令関係文書による法制上の考察が主体となる。

という事で、特に重要な関係史料を挙げておきます。個々についての考察は省きます。


・・・以下は追記で。長いです。
殆ど自分の為のメモ書きなので、真面目に読むと投げたくなると思います、すっ飛ばしても大丈夫です。

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ラベル:演劇 歴史
posted by 成瀬 尋古 at 02:45| Comment(0) | 歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

舞台「エンジェル・ガーディアン」作画裏話 その20/古代の文献資料に見られる船戸(6) 主船司の制定・廃止

「主船司」の制定・廃止について補足的に述べておきます。すっ飛ばしても余り問題ない記事です。

★「兵部省」配下の「主船司」
・7世紀以降、約1世紀間存続しましたが、明確な制定・廃止時期は不明。
・船舶の数量的把握を目的として律令制下に生まれた職で、軍制が整備され、物品輸送の増加と共に船舶量の増した時期に新設されたと推測されます。

(1)設置時期=大化以後大宝以前。
 『書紀』天武朱鳥元(686)年9月に「兵政官」が存在。
 『書紀』持統4(690)年7月、『浄御原令』に基づく官制実施、八省制になり、兵部省に移行したとみられ、この頃に「主船司」が設置されたと推測されます。

(2)廃止時期=延暦4(785)〜弘仁11(820)年の間、大同年間(806−809)か。
桓武天皇逝去に伴う官制縮小化・兵制改革と共に、危急の際に備えた船舶の現状把握の意義喪失、調庸制の変化・「私船」増加・物品輸送の中央統制の弛緩などにより、中央政府の船舶管理政策が転換、船舶の新造は行わず管理業務中心の「主船司」の必要性が失われ、廃止されたと推測されます。
船戸」がその後どうなったか、船舶関連の職務に引き続き従事出来たかは不明です。

★太宰府配下の大宰「主船」
・弘仁14年(823)正月に「主船」「主厨」を廃止、代わりに「主城」2員が配置されますが、承和7年(840)9月、大宰府の申請により「大主城」を廃止、「主船」「主厨」が復活します。

史料が探せず廃止の理由はわからないのですが、復活理由は、
@軍船を鍛錬し対外防衛上の不慮の事態に備える必要がある。
A大宰府から都に納める貢物が毎年多数あり、運搬の為に民間船を雇うのに多くの正税を費している為、「官船」による運搬が望まれる。
B遣唐使が乗る新羅船を大宰府が授けるが、その儀式の執行・伝承=「主船」の特に重要な職掌であり、復活が望まれる。。
C大唐通事などの通事を管掌する組織がないのは不都合な為、「主船」に配属すべき。
D「主船」の船を護る為の人員(※「船戸」?)を置く方が公益に叶う。

・その後の廃止時期などについては不明。
ラベル:演劇 歴史
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2016年09月20日

舞台「エンジェル・ガーディアン」作画裏話 その19/古代の文献資料に見られる船戸(5) 「主船司」配下の「船戸」纏め

下の裏話17、18で述べた内容が思いっ切り煩瑣だったので、改めて「船戸」についての要素だけを纏めました。解り易いと良いのですが。
取りあえず此処だけ読んで頂ければ最小限の事は把握出来るのではと思います。

・・・物凄く大雑把に現代風に言うと、「船戸」は船の修理・保管がそのに伝来する職能集団(「品部」)として、摂津国・太宰府に船籍のある公用船(「主船司船」と「官船」)の管理・修理を行う整備士的存在だった、という事が判りました。


・・・以下は追記で。
一旦アップした後に何度か書き直した為、内容が一時ややこしい事になっていて済みませんでした。多分これで最終の手直しになる筈。

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ラベル:歴史 演劇
posted by 成瀬 尋古 at 19:37| Comment(0) | 歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月19日

舞台「エンジェル・ガーディアン」作画裏話 その18/古代の文献資料に見られる船戸(4) 「主船司」の職掌と「船戸」

先ず、当時の大まかな「官船」「私船」の分類と管轄について記しておきます。
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※「主船司」の船=軍船・遣唐使船
※「官船」=天皇行幸船、神社奉納船、造宮造寺用木材運搬船、駅船など
※「官有船」=「課船」=貢物を都へ運ぶ為、民間から借り上げた船


以下、兵部省(ひょうぶしょう)配下の摂津国の「主船司(しゅせんし)」と、太宰府の大宰「主船」、及びそれぞれの配下の「船戸(ふなへ、ふなべ)」について見て行きます。
文献を読んで纏めた文章ほぼそのままなので煩瑣ですが、どうぞご容赦を。最終纏めでもっとすっきりさせられると良いのですが。 


・・・続きは追記で。長いです。
(※「主船司」四等官の表記に誤りがあったので修正しました。
   誤:判官なし → 正:次官なし)
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ラベル:歴史 演劇
posted by 成瀬 尋古 at 22:59| Comment(0) | 歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月16日

舞台「エンジェル・ガーディアン」作画裏話 その17/古代の文献資料に見られる船戸(3) 主船司の職制

先ずは日本の律令制下において、「船戸」の所属する@「兵部省」配下の「主船司」と、A大宰府配下の「主船」が制度上どのような位置付けと構成になっているか(=職制)、どのような役割を担っているか(=職掌)について説明します。
尚、律令制の基本的な説明などは煩瑣になるので、必要最小限な用語以外は後回しにします、判り辛い箇所があるかも知れませんがご容赦を。


文章での記述に入る前に、基本的な官制図を挙げておきます。

『養老令』における官制系統図。
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関係官司の構成一覧表。
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・・・以下は追記で。長いです。

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ラベル:歴史 演劇
posted by 成瀬 尋古 at 02:54| Comment(0) | 歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

舞台「エンジェル・ガーディアン」作画裏話 その16/古代の文献資料に見られる「船戸」(2) これまでのおさらい

物凄く久方ぶりの論文モード。興味のない方には煩雑過ぎて頭痛がするかも知れないので、面倒になったら途中で投げて下さい。


・・・もう一昨年になりますが、従兄弟の船戸慎士が頭を務める演劇集団「株)酔いどれ天使」のチラシイラストを任される事になり、その後イラストの裏話を書いている時に、当初イラストに使うつもりだった古代船の話題から派生して、自分の旧姓でもある「船戸」について調べ始めたのですが、記事にしている途中で力尽きてそのままになっていました。
ようやく再検討する力が戻って来たので、続きを再開しようと思います。まだ完全に調べ切れていないので、判った所までの解説になりますが、興味をお持ち下さった方はお付き合い頂ければ幸いです。


先ずはこれまでのおさらいから。以前書いた記事を並べておきます。

(1)「舞台『エンジェル・ガーディアン』作画裏話 その7/『船戸』に関する基礎知識
・・・「船戸」という名字の「全国における分布状況」と「由来の手掛かり・地名」についての纏め。

(2)「同 その8/古代の文献資料に見られる『船戸』(1) 『古事記』の「衝立船戸神」
・・・『古事記』の「伊邪那岐・伊邪那美神話」に登場する、境界を防御する「塞神(さえのかみ)」の性格を持った「衝立船戸神(つきたつふなどのかみ)」について記述。


これから書き起こす記事。
『養老(大宝)令』の制度下における、「兵部省(ひょうぶしょう)」配下の「主船司(しゅせんし)」、及び「大宰府」配下の「主船」という官司の下で、特殊な職能集団として職務に当たった「船戸(ふなへ・ふなべ)について纏めました。

此処で注意すべき点が1つ。
衝立船戸神」は「ふなど・ふなと」と読むが、航海の為の船とは無関係
職能集団の船戸」は船と関わりのある職務を担当するが、読みは「ふなへ・ふなべ」。
   ↓
船戸ふなと)」という名字がどちらに由来するか、現時点で未だ明確な答えが出ていない


・・・今一つすっきりしない、もやの掛かったような状態ですが、地道に検討して行きたいと思います。
ラベル:歴史 演劇
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2014年09月16日

やっと表が出来た!&中間報告

この処かかりっきりだった律令制下の官制関係図表、何とか形になりました!拡大した瞬間に読む気が失せる様な画像ですが、何かよく解らないけど何かやってるんだ、という事だけでも伝わればと(汗)。

養老大宝における官制の系統図(左)と、官司の一覧表(右)。

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何でこんな細かい作業をやっているかというと、基本となる諸官司の全体的な管轄系統が解っていないと、最末端に属している「船戸」の位置付けがしっかり把握出来ず、説明しようとしてもあやふやな部分が出て来てしまい途中で行き詰まる為。

で、一体「船戸」について何を説明したいかというと、現時点で見えて来た、以下のような骨子の内容を書きたいのです。


・・・長くなるので以下は追記で。

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2014年08月12日

お盆明けに持ち越し

あれから市立図書館へ本を返却しに行ったついでに、足りなかった資料を追加で入手。『令義解』は官公庁へ貸し出し中で閲覧出来ず、うちの近くの分館へ取り寄せ不可なので、また後日コピーに行く予定。
で、入手した史料と論文のうち、既に記事を書いた「衝立船戸神」関連の『日本古代の道と衢』(前田晴人 吉川弘文館 1996年)は読破に時間が掛かりそうなので後回しにして、それ以外を何とか読了。これだけ資料を掻き集めて考察するのは恐ろしく久しぶりなので(多分十数年ぶり)、要領が悪くて仕方がない事この上なし。新書1冊読破するのに数日がかりとは情けなや。

コピーに線を引いたりあれこれメモを書き込んだりしながら読んでいるのですが、傍線だらけで線引きの意味が殆どないという・・・。現在、国立国会図書館から取り寄せた1968年の論文「主船司考」(『軍事史学』13 杉山宏)の要点をパソコンで纏める作業中。

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「主船司」関係で最初に見付けた別の論文「主船司考」(『中村学園大学短期大学部研究紀要38』佐藤鉄太郎 2006)が「太宰府主船司」主体の論文だったのに対し、杉山氏の方は「兵部省」所属の「主船司」全般についての考察なので、これまでに幾つか出て来ていた疑問点の解決に役立ちそうです。中身が濃過ぎて何度も読み込まないと頭の中が整理出来ず、なかなか作業が進みませんが、難航する過程すら面白いのが嬉しい。こういう感覚は本当に久しぶりなので、このまま長きに渡るスランプから脱出出来ると有り難いです。

・・・この処ずっと地味な資料の写真ばかりで済みません。頭が論文モードから落描きモードに切り替わらないので・・・。
しかし「船戸」に関する資料に手を付けてから早3ヶ月って時間掛かり過ぎ。長い間使ってなかった所為で頭が酷く鈍っているのを痛感。今の作業を続ければ少しは脳細胞が復活するだろうか。作業はお盆明けに持ち越しです。
posted by 成瀬 尋古 at 15:26| Comment(0) | 歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月02日

資料収集続き

8月に突入。連日の猛暑で寝ている間に何度も熱中症になりそうになり、酒蒸しのアサリ状態で(去年も書いた気がする)体重3kg減りました・・・。

あれから太宰府と軍団関係の論文数本を読んだのですが、疑問を解決するには至らず手詰まり気味だった処、昨日ようやく国立国会図書館に複写を依頼していた資料が市立図書館に届いたので、電車とバスを乗り継いで受け取りに行って来ました(当初、近隣の大学にあると思っていたのが、その論文の載っている巻の雑誌が所蔵されておらず、市立図書館の方が国会図書館にあるのを確認して下さったのでそちらから取り寄せる事に)。
市立図書館へ行くのは初めてだったのですが、蔵書の中にも役立ちそうなものが沢山あったので集めて来ました。これで行き止まりだった道を何とか突破出来るかも。余りの暑さに挫けていたけど気合い入れ直して作業再開します。

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2014年07月17日

一息が遠過ぎ

半月間沈黙したままで済みません、生きてます(汗)あと一息の筈が、ゴール手前で終着点が更に遠くへ跳んで行ってくれたので、ちょっと迷走していました。

あれから論文「主船司考」の残り1/4の要点を文章に纏め終えたものの、「船戸」と「兵士」「海部」との関わりについての記述に疑問が生じ、追加で資料を集めている内に知恵熱が出そうになって数日作業が停滞。その後立ち直って作業再開したはいいけどプリンターが壊れてプリントアウト中断。
データ印刷が出来なくなったのは痛いですが、律令制関係の資料が際限なく増えそうだったので、取りあえず印刷待ちのデータの内、用語解説は保留にし、PDFでダウンロード保存した論文数本に目を通している最中です。
それと、1960年代のものになりますが、「主船司」関係の論文3本が近隣の大学に所蔵されているのが判ったので、こちらは直接行くか近くの公立図書館を介して取り寄せる予定です。

「兵士」と「海部」に関しては、調べ出すときりがなくなるのが火を見るより明らかなので、何処かで一旦区切りを付けて文章を纏める必要がありますが、お盆前に形に出来るかどうか。引き続き頑張ります。


・・・資料がらみで載せられる画像がなかったので、昔撮った積乱雲の写真を。先程久しぶりに雷雨が通り過ぎて行ったのですが、あっという間だったので全然涼しくならず蒸し暑さが増しただけなのがきつい〜。

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2014年07月02日

あと一息の処で息抜き

論文の3/4まで辿り着いた処で、基本史料の『養老令』と『令集解』の関連条文を逐一資料の束からめくって探すのが面倒になって来たので、文書作成ソフトで書き出し。
岩波の日本思想体系『律令』は持っているのですが、『令集解』が手元になくて探していたら、ネットで全文ダウンロード出来るのを発見。滅茶苦茶助かりました!右側の縦書き条文がそれ。
こちらのサイトからダウンロード出来ます。私は「一太郎」データをダウンロードして、圧縮ファイル状態のものを解凍して閲覧しています。
明治大学 日本古代学研究所 『令集解』データベース
http://www.kisc.meiji.ac.jp/~meikodai/obj_ryoshuge.html

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取りあえず条文の書き出しが終わった処へ、ネットで注文していた本が到着したのでちょっと息抜き。右から
血引きの岩』星野之宣 朝日新聞社 2002年 900円
都市と日本人・「カミサマ」を旅する』上田篤 岩波書店 2003年 740円
ピクトさんの本』内海慶一 (株)ビー・エヌ・エヌ新社 2007年 1000円

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・・・以下は追記で。

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2014年06月30日

推敲中

あれから下の記事の論文「主船司考」を読み終えて内容を纏めている最中なのですが、元の文章がかなり冗長なのと、細かい部分の用語説明が不充分な為にあれこれ調べ直す必要があって、増殖する追加資料に埋もれつつ文章を推敲している処です。
どうも「主船司」についての研究はこれまで殆どなされていないようで、2006年のこの論文が現時点で唯一の拠り所のようです(これ以降に書かれたものがあるかも知れませんが未発見)。

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主船司」は摂津国と太宰府の2箇所に置かれていて、職掌が微妙に異なるので、資料を突き合わせながら簡潔に説明するのに難儀しています。いや作業は面倒臭いんですが、調べている内容は非常に面白いです。これ、大学の時にレポートで書いていたら楽しかっただろうなー。
現在やっと論文の半分の内容まで取りあえず打ち込んだ処。残り後半分、頑張ります。

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2014年06月24日

凄い資料見付けた!

連日、僅かずつながら文章を書き続けているのですが、説明が難しい用語が出て来る度にあれこれ検索していた処、此処へ来てまさにピンポイントな凄い資料を見付けました!

主船司考」『中村学園大学短期大学部研究紀要 第38号』佐藤鉄太郎 2006年(手前の資料がそれ)。

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律令制下において、摂津国と太宰府に置かれた「主船司(ふねのつかさ)」に関する論文で、第4章に当たる部分が「船戸について」。かなりのページを割いて検証されており、読み応えありそうでテンション上がっています。
幸いにも「船戸」について書く直前だったので、文章入力を一旦停止してこの論文を読み込みます!進行状況が遅れっ放しだったけど、これを見付ける為に回り道したんだと思う事にする!(読み終えたら今度こそ手早く纏めないと・・・!)

この論文、PDFファイルでダウンロード。
実は暫く前にブラウザをInternet ExplorerからFirefoxに換えたら、何故かPDFの表示が極端に重くフリーズしまくるようになり、印刷にも失敗するので困り果てていたのですが、Google Chromeを試したら嘘のようにスムーズにダウンロード&印刷可能に。これで少しは捗ると有り難いです。

引き続き頑張ります。梅雨明けして猛暑になる前に何とかしたいな。
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2014年06月20日

現状報告

先月末以来、全然更新出来ず済みません、暫く力尽きていて諸事手付かずだったのですが、数日前からやっと復活して、現在資料を見ながら文章を書いている最中です。
簡潔明瞭に纏めたいと思いながら、最低限この辺りは説明しておかないと制度が把握出来ない、という事項があり過ぎて、中々捗りません。現時点でこんな感じ。

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左が律令制下の官制系統図、右が解説文。
系統図は簡略化すると余計解り辛くなりそうだったのでこのまま行きますが、文章の方は未だ本題の「船戸」に辿り着けず・・・、既に書いた箇所も更に推敲の余地あり、という事で、もう暫く掛かりそうです。
楽しみにして下さっている方、済みません、気長にお待ち頂ければ幸甚です。


・・・休憩中に、そういえば夏のしつらえをし忘れていたのを思い出し、ミニチュアの蚊遣り豚コレクションを引っ張り出して来て並べました。

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本当は例年のようにライオンのぬいぐるみに浴衣(蚊遣り豚と蚊取り線香の模様)を着せたいんだけど、ちょっと手間が掛かるので今はやる余力なし。
兎に角、書きかけの文章を早く纏めたいです。でないとイラスト裏話がいつまで経っても終わらない・・・!
・・・頑張ります。
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2014年05月14日

舞台「エンジェル・ガーディアン」作画裏話 その8/古代の文献資料に見られる「船戸」(1)  『古事記』の「衝立船戸神」

一旦5月4日にアップした記事ですが、下の「『船戸』に関する基礎知識」を先にしたかったので、更新日時を修整してその次に持って来ました。手元にある古代史資料から、「船戸」に関する記述について纏めた内容については、僅かな語句の修整以外は変更ありません。
(追記・・・5月4日時点では「船戸という名字」の意味で「船戸姓」と表記していたのですが、この「姓(せい)」の字は、古代氏姓制度における「姓(かばね)」と混同する恐れがあるので、他の箇所も含めて「姓」の表記は「名字」に記載を改めました。)


「船戸」に関する資料は2つに分ける事が出来ます。
1つは『古事記』の「伊邪那岐・伊邪那美神話」に登場する、境界を防御する「塞神(さえのかみ)」の性格を持った「衝立船戸神(つきたつふなどのかみ)」、もう1つは『養老(大宝)令』の「兵部省」の規定に登場する、特殊な職能集団としての「船戸(ふなへ・ふなべ)」です。


・・・以下、追記で先ず前者について纏めてみました。出来るだけ簡単に記したつもりですが、漢字だらけで煩瑣なので、途中で疲れて来たら投げて下さい。

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舞台「エンジェル・ガーディアン」作画裏話 その7/「船戸」に関する基礎知識

また随分間が開いてしまいました、済みません。
プライベートが忙しかったりしたのもありますが、一旦挙げた5月4日の「古代の文献資料に見られる船戸』」についてその後色々調べているうちに、どんどん範囲が拡大して中々纏められずにいた事と、古代史資料について述べる前に、「船戸」に関する基礎的な情報をお伝えしておくべきだったと気付き、新たに記事を書き足したりしていた所為もありました。

順番が逆になってしまったので、『古事記』に見られる「衝立船戸神」の記事を一旦下げて、この記事を前に置く事にします(「船戸神」の記事は改めてアップします)。
更新が遅い上に手際が悪くて申し訳ありません、重ねてお詫び申し上げます。


・・・で、先ずは此処から。

(1)全国における分布状況

「船戸」という名字について、ネットで検索して出て来た基本情報を。
(参照したサイトはこちら → 「苗字由来net」
 http://myoji-yurai.net/searchResult.htm?myojiKanji=%E8%88%B9%E6%88%B8
 http://myoji-yurai.net/myojiPrefectureRanking.htm?myojiKanji=%E8%88%B9%E6%88%B8

・読み・・・ふなと、ふなど
・全国人数・順位・・・約6400人/2337位
・都道府県別人数・順位・・・北海道 約500人/1437位
                  群馬県 約300人/843位
                  埼玉県 約600人/1477位
                  岐阜県 約1100人/355位
                  愛知県 約1200人/824位
                  徳島県 約100人/1113位
                  長崎県 約100人/1276位
・解説・・・武蔵国比企郡(現・東京都、埼玉県広域、神奈川県北部)の有名氏族・
      清和源氏(清和天皇の子孫で源を賜姓した氏)足利氏流。
      他に伊勢志摩(現・三重県)などに見られる。


・・・以下は追記で。

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